クロスゲーム 8 (8)
を購入した。
この作品、ヒロインが当初は若葉(タッチで言う南ちゃんてきなポジション)であり青葉はタッチで言う「新田妹」的な扱いであったのだが、現在はヒロインの座に青葉が堂々と居座っている。というか青葉以外高校生の女性がいない。
かといって扱いが微妙で個人的に思うのだが、青葉はあだち充作品の歴代ヒロインの様な扱いを受けてない。未だ新田妹的な扱われ方を脱していないような、そんな感じである。
あだち充というと誰もが口を揃える名作はラフですね。自称「あだち充ファン」はほぼ間違いなく彼の最高作に『ラフ』と言います。一体何が良いのかはわかり兼ねますがとにかくあだち充ファンにとって最高傑作は『ラフ』なのです。
あだち充がいかにすごい作家であるのかは彼の歴代のヒロインを見れば一目瞭然です。
みゆき(妹)
南 (幼なじみ)
亜美 (ライバル)
もう20年以上前にみゆきにおいて現在でいう「妹萌え」を導入しているのですね。タッチの南ちゃんも当然のように「朝起こしに来る」という幼なじみのお約束をクリアしております。
さらに特筆すべきは「ラフ」のヒロイン亜美さんです。彼女の実家は主人公の実家と敵対するライバル店でその為常に主人公に対して素っ気ない態度を取ります。周りから親切で優しいと非常に人気のあるそんな彼女が主人公だけには非常に冷たいのです。
これって連載当時では存在しませんでしたが今で言う「ツンデレ」です。そう考えると「ラフ」最高傑作というのはつまり「ツンデレ最強」ということになるのでしょうか。とにかくこういったヒロインのカテゴリ分けがされる前にそれを実践しているあだち充さんがもの凄い作家先生だと言うことは言うまでもないことですね。
クロスゲームはどのくらいあだち先生は力を入れてるんでしょうか。個人的に野球漫画はもう一作品あとに連載(H2から間もないので)と思っていたので短期に終わるかと思ったのですが続きそうですよね。