ラーメン屋

ふくみみ

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fukumimi

府中駅なのか分倍河原なのか少しよくわからない場所にあるラーメン屋「ふくみみ」。場所もそうだが店名も不思議な名前である。しかし福耳であるから商売をするうえでおめでたい事この上ないだろう。しかし、このアクセスの悪い場所であっても常に行列が絶えない人気店であるのだから実力の程も言うまでもないことだろう。ちなみに食べログの評価はこちら

お店は平日と土曜日の昼のみなので近所に住んでないサラリーマンなどは土曜日の昼しか食べる機会がない幻の店でもある。多分、土曜の昼は府中市外から来る人の割合が半端なく多いはずである。

店づくりもホットするような昔ながらの定食屋の様な外観であるが、内装も同じようなかんじ。昔ながらの東京風中華そば屋さんって感じのお店。店員も家族経営の様なアットホームな雰囲気。多分、家族で営業しているのだと思う。2011年ぐらいの夏に行ったら小学生の男の子がラーメンの配膳などをしていて夏休み中に実家の商売を手伝っている感が半端なく漂っていた(ちなみに店員としての戦力には全くなってなかった。食べログあたりに「二代目がいた・・・」と報告されていた。)

さて、全然ラーメンについて語っていないのでお話しておこう。このラーメンはラーメンの種類で言えば本格派の「醤油ラーメン」である。そして醤油ラーメンは「中華そば」と表現してもよい「昔ながらのラーメン」である。

しかし、昨今のラーメンブームによりラーメンの味は加速度的に進化しており、「中華そば=古くて時代遅れ」という図式が成り立つぐらい味的に遅れたラーメンの種類になってしまった。決定的なのはスープのコクだとろう。こってり濃厚豚骨など、とにかくインパクトがあり味が濃いスープが流行っていく中で、ラーメンファンの多くはコクがあるガツンとしたスープに良くも悪くも慣れてしまったのだ。(家系とかのせいだ!)

つまり中華そばは、ちょっと時代に取り残された感じになってしまったとも言える。また、昔ながらの中華そば屋がそういった新しい動きに対応する努力を怠ってしまったということもできると思う。もちろん、一部のお店は「鶏がら」に「魚介」を加えた進化形の醤油ラーメンが登場するなど味の複雑化を図って時代に取り残されないように必死の努力を続けてきた。しかし醤油ラーメンが果たしてラーメンの王道としてまた復活することはあるのかな?と少し悲観的な見通しを持ち始めていた。

そんな中で、ふくみみのラーメンを食べたのである。私がこのラーメンを始めて食べた時、刀で後ろから「バッサリ」切られる様な衝撃を受けた。いや、本当に斬られてないけど、それぐらいこのラーメンにはやられた。

ふくみみ

さて、この写真を見てもふくみみのラーメンは中華そばという言葉がぴったりなラーメンである。それでいて、麺、スープ、そして具が現代にマッチした非常に高次元のラーメンなのである。麺は細麺のストレート。あっさりしたスープに非常に合う。スープも醤油ベースのスープであるが少し脂分が多目にスープの表面に浮いている。近年の脂っこいラーメンに食べなれた人たちが物足りない様に合わせたセッティングをしているのだろう。そして具材のチャーシューはトロトロで玉子も半熟でスープと一緒に食べるとたまらなく美味しい。高速道路のサービスエリアで380円の食券で売られている醤油ラーメンの「麺・スープ・具材」を一つ一つを極めていったらこのラーメンに進化しましたと言う正統派の醤油ラーメンである。

このふくみみは中華そばの進化形でもあり、他のこってり系ラーメンへの一つの回答でもあるというそれは恐ろしいラーメンである。府中市で一番だと言われているが、間違いなく多摩地区で一番のラーメンであると言える。日曜と夜に営業してないことからそれほど知られてないだけ。土曜日に来て売り切れてたらガッカリせずに、そのままに行けばOKです。

 

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