ジブリ作品の中で私の個人的な感想ですが非常に表現が難しいですが「ああ、宮崎監督がわかるなぁ」というようなシーンがあります。
ラピュタの中で塔の上からパズーがシータを救出するシーンがあります。その中でシータを救出したあと海賊の仲間が煙幕を出してかく乱しながら逃走を手助けするという場面があります。その煙幕に私は「なるほど」と思ってしまいますね。ちなみに煙幕はパステルカラーです。普通は白なのに色つきなのは宮崎さんならではですね。またその少し前のシーンで機械兵を要塞が大砲で狙うのですが、(ムスカ君だと思いますが)何気に「信管を抜け」みたいな指示を出してますね。
いつもあのシーンをみるたびに思うんですねぇ。ちなみに、紅の豚という作品は作品全体を通して「それ」が表現されていると思います。あの作品は宮崎監督の趣味のフィルムです。ちょうど千と千尋の神隠しと対極の作品といえばいいのでしょうかしらね。